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大須賀淳
2024.7.7 22:17その他ニュース

八幡和郎Presents「ひとり〝ダンケー珍説大賞〟」

迷惑系YouTuberさながらの小姑的皇室バッシング記事を連発して、ここ数日叩かれまくり(ビュー数が増えて思惑通り?)の八幡和郎ですが、活動期間が長い事もあり、トンデモ発言を収集して行くと「ひとり〝ダンケー珍説大賞〟」が開催できるほどの豊漁となります。

 

今日は、かなりアレでナニなエッセンスのつまった、5年前の記事を取り上げてみましょう。

 

タイトルの時点で(狙い通り?)「???」となるのをひとまず置いて、まずは冒頭部分の引用をご笑納ください。


月刊誌『正論』の8月号(7月1日発売)に《悠仁親王殿下の教育 私はこう考える》という特集があり、ジャーナリスト 櫻井よしこ、皇學館大學教授 新田均、麗澤大学教授 八木秀次、産経新聞客員論説委員 石川水穂、ジャーナリスト 葛城奈海の各氏のと並んで、私の「世界史教育は小和田恆氏が最適」という論考が掲載されている。


「このメンバー」に入れた喜びがひしひしと伝わり、夏フェスへの初出演が決まったバンドのポストを見るような微笑ましささえ感じさせますね(笑)。

 

まず記事では、上皇陛下の推薦で、作家の故・半藤一利氏が秋篠宮家に招かれて、悠仁さまに戦争についてレクチャーした事(週刊誌報道で事実かは不明)に


将来の天皇となるべき方が戦争を理解されるのに、まず、半藤氏から話を聞かれるというのが妥当なのかは首をひねる人が多いかと思う。


とイチャモンをつけます。

 

もう、上皇陛下がどのような思いから半藤氏を推薦されたのかに全く思いを巡らす事さえなく、自分の意見ではなく一般論を装うような体で「妥当なのかは首をひねる人が多い」という批判。

 

そして、そのバランスをとるためにと推しているのが、国連大使や外務事務次官などを歴任された、皇后陛下のお父様である小和田恆氏なのです。

 

八幡は小和田氏が歴史の講師として適任な理由を何点か挙げ、それ自体は妥当な内容であったとしても、結局「言いたかった事」は次の一行に集約されているのだなとわかります。


悠仁様は実質的には今上陛下のもとで次世代の天皇として帝王学を学ばねばならないはずだが、いまのところその枠組みが組まれていないので課題となる。


 

けっきょく「皇后陛下のお父様」から教育を受ける事で、皇位継承者としての「箔付け」をしたいという(八幡の勝手な)思惑なのでしょう。しかしそれは、自論に反して「天皇陛下の直系のお子様ではない悠仁さまを低く見ている」という事で、矛盾と無礼さに溢れた言動です。

 

何より、悠仁さまに「帝王学を学ぶ枠組みが組まれていない」と感じるのであれば、そこから皇室内のお考えを拝察するというのが普通の思考回路。しかし八幡は徹頭徹尾「自分の考えと違う所は、皇室の方が間違っている!」という主張です。

 

この辺りの人間性は最近の記事にも非常に色濃く出ていますが、さらに「本当は皇室の将来など考えておらず、ただ奇天烈な発言で目立ちたいだけ」という迷惑系マインドが全開となっているのがここ


ついでに、日本史についていえば竹田恒泰氏のご先祖たちへの思いをまず聞くべきであろうと思う。竹田氏の論壇での立場はともかく、歴代天皇についての知識なり「広い意味での天皇家」の一員としての視点での分析はやはり比類がないし、皇室の方々はもっと耳を傾けるべきなのだ。


 

…はい、みなさん、爆笑は止まりましたか?

 

今上陛下や上皇陛下の思いやなさりように散々ケチをつけた上で、竹田恒泰を推薦…そのほか、宇山卓栄などゴリゴリの男系固執者を列挙していますが…皆さん、呆れるのはまだ早い!最後にものすごーいラスボスが控えていますよ!

 

さあ、「考えうる限り最も盛大なズッコケ方」を頭に浮かべた上で…こちらをどうぞ!


どんな本を読んだらいいかという観点でいえば、やはり私自身の本を勝手に推薦しておこう。


 

大須賀淳

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